2003/07/15 (火)

解説 『Iwata format』

桃井 「東西占星術研究所のコンテンツに、『受講生の広場』が新設されましたね。」

岩田 「これからは、東西の通信講座を卒業した研究生も増えてくるだろうし、受講生と研究生の専用掲示板であるバーチャル・スクールとリンクしたコンテンツもアップしていきたいと前から思っていたからね。」

桃井 「たしかに、掲示板だけではヴィジュアルな表示能力が低いので、HTMLファイルとリンク出来たらもっと楽しくなりますね。」

岩田 「『受講生の広場』でアップした有名人のサンプル・チャートは、いずれバーチャル・スクールでリーディング・ポイントの解説をする予定だ。
 サンプル・チャートで使用しているフォーマットは、『Rao format』と呼ばれているK.N.Rao氏の推奨するフォーマットを、私のリーディング・スタイルに合わせて大幅に変更し、重要度の高い情報を1枚に要約している。
 だから、このフォーマット1枚だけを使っても、かなり高度なリーディングが出来ると思うよ。」

桃井 「ステップアップ講座ではおなじみになっている、『Iwata format』の一般公開ですね。私も個人データのファイリングに『Iwata format』を使うようになってから、データファイルをめくるだけで、色々な深い研究が出来るのに驚いています。」

岩田 「『Iwata format』にヨーギニー・ダシャーとジャイミニのチャラ・ダシャーの表を各1枚追加した3枚セットの『Iwata format』もあるけど、時刻修正の必要が無ければ1枚フォーマットで十分だと思うね。ただ、このフォーマットを使うときは、手元に木星と土星のサイデリアル・トランジット表をコンパクトに編集し、プリント・アウトしておいた方がいいね。」

桃井 「私の経験から言うと、東西占星術研究所のコンテンツの中に、木星と土星のサイデリアル・トランジット表があるのを知らない読者がけっこういると思いますよ。」

岩田 「東西も二代続いたホームページだから、巨大な迷宮化しつつあるかもしれないね。このへんはチャラカさんにがんばってもらうしかないんだけど・・・・。」

桃井 「実際、『Iwata format』はアシタカヴァルガ・トランジットの技法が手軽に使えるのが、大きなメリットですから、サイデリアル・トランジット表は必須ですね。」

岩田 「インド占星術の技法を大きく分類すると、パラシャラー、ジャイミニ、ナクシャトラ、アシタカヴァルガの4区分に分類できると思うんだけど、ジャイミニの占星術を使えるなら、『Iwata format』にジャイミニのチャラ・ダシャー表を1枚追加した2枚セットの『Iwata format』が、4区分の技法を総合的に使うことの出来る、最も実占的なフォーマットになるだろうね。」

桃井 「でも、この4区分の技法を全部使いこなすのはかなり大変ですね。」

岩田 「私自身は、パラシャラーの占星術体系が最も美しい理論構造を持っていると思うし、1番研究を進めている技法でもあるね。だから東西のコンテンツは、インド占星術というよりはパラシャラーの占星術体系に関する研究発表だともいえる。」




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