研究日誌有名人検証 ビーナス・ウィリアムズ●ビーナス・ウィリアムズ羽田「じゃ、前回の続きでテニスプレーヤーを見てみようか。今活躍している人のリーディングやろう。」 茶羅加「そうですね。そういえば、女子テニス界で注目のビーナス・ウィリアムズが今回のシドニー・オリンピックで、金メダルを2つも取ったそうですね。」 羽田「ビーナスっていうくらいだから、ビーナスが強いのかなぁ?」 茶羅加「実は某メーリングリストにビーナスの出生時刻が載っていたんですよ。ちょっと見てみますか?」
羽田「ほ〜、ビーナスの名前のとおり、金星がすごく強い位置にあるね。 彼女のアセンダントは乙女座だから、金星がヨーガ・カーラカになる。その金星は自分が支配する牡牛座の9室に入っている。9室はインド占星術ではもっともラッキーなハウスだし、惑星が自分の支配する星座に入ると、その力は強力になる。」 茶羅加「インド占星術わかっててつけたんですかね?それとも共時性、シンクロニシティってやつですか?」 羽田「う〜ん。 よくわからないけど。とにかくすごく強力な金星だね。この金星は月(チャンドラ・ラグナ)から見ても、3室・10室の支配星で10室に入ることになるから強いよね。さすがビーナス。日本語で言えば金星だからね。 金星、金星って呼ばれてるようなもんだから、チャートの中の金星の力も発揮しやすくなるんだろうね。」
茶羅加「でも、ナヴァームシャでは金星は最低星位ですよ。」 羽田「これは、例外の法則で、ラージャ・ヨーガ的に働いているパターンなんだと思うよ。」 茶羅加「ちょっとまってください。えーと、実際に記録されている出生データは14:12なんですが、1分進めて、14:13にすると、ナヴァームシャではアセンダントが1つずれて金星は3室になるんですよ。そうするとラージャ・ヨーガ的に働く法則がきれいに当てはまるみたいですね。」 羽田「なるほど。詳細に検討するには出生時刻修正の必要性があるかもしれないな。」 茶羅加「ところで、彼女の幼少期の話ですが、スラム街で育って、あまり贅沢もできなかったそうですね。」 羽田「この場合いい例なんだけど、ラーシとナヴァームシャで表示が違う場合には、その惑星の良い面と悪い面の両面が出るということだね。金星が最低星位だと、一般的にあまり贅沢できないという特徴がある。徳川吉宗もそうだよね。彼の場合はラーシの1室で最低星位だけど、将軍でありながら質素倹約に励んだ人で、将軍になってからも1日に2食以上はせず、服も2着以上は着なかったという徹底した倹約家だったしね。」 茶羅加「たしか禁欲修行者にも最低星位の金星は良い作用することがあるんですよね。ラーマクリシュナなんかもラーシでは金星がラージャ・ヨーガ・カーラカで魚座最高星位にあって、ナヴァームシャでは乙女座で最低星位でしたね。」 羽田「そうだね。最高星位、最低星位だけで割り切れないところはたくさんあるからね。インド占星術を始めて最初のうちは最高星位は大吉、最低星位は大凶で良いけど、少し慣れてくると、この辺についても理解していく必要があるよね。」 茶羅加「最初のうちは混乱しますから、基本だけしっかり覚えたほうが良くて、その後に、例外を取り入れていくと良いんですよね。話を元に戻しますけど、ビーナス・ウィリアムズっていうのは、スラム街で育ったわけですけど、4歳の時から父親にテニスを仕込まれたみたいですね。父親自体はテニスが下手らしいけど・・・・。4歳からテニスを始められるのは、ある意味で英才教育ですね。」 羽田「う〜ん、下手な父親からテニス習って英才教育になるんだろうか?」 茶羅加「まあ、4歳から習えば一応英才教育になるんじゃないですか?ところで、父親は9室で表されますよね。そして9室の牡牛座にその支配星の金星が入っていますから9室が表す父親との縁はかなりいいですよね。」 羽田「そうだね。チャートの中で一番強い部分だよね、そこは。それから入っている惑星からすると、あまり厳しいやり方でしごかれたってていう感じはしないね。まあ、金星だからね。」 茶羅加「活躍する分野は違いますけどマイケル・ジャクソンは、小さな頃から父親から相当しごかれたんですよね。 殴られたり、蹴られたり、罵倒されたりと凄かったみたいですね。その辺の違いはやっぱり父親を表す9室の違いですか?」 羽田「それはそうでしょう。マイケル・ジャクソンの場合はアセンダントが牡牛座だから9室の支配星が土星で、土星にとって最も強力な7室からアセンダントにアスペクトしてる。実際マイケルは父親のしごきによって成長したわけだけど、これはいかにも土星的だよね。この辺に機能的に吉星(ラージャ・ヨーガ・カーラカ)であり生来的に凶星である土星の特徴がよく現れている。当然9室の支配星が土星だったらみんな父親にしごかれるってことはないけど、それも1つの大きな要因になっているということだね。」 茶羅加「ここでのポイントは、土星は吉星化してもやはり凶星の要素が完全に無くなるわけじゃないということですよね?」 羽田「そうだね。つまり、成敗と苦楽は違うということだね。成敗、つまり「成功するか失敗するか」という意味では機能的に吉星なのか凶星なのかが重要だけど、苦楽つまり「苦か楽か」という意味では生来的に吉星なのか凶星なのかがより重要になってくるんだ。ビーナス・ウィリアムズの場合は、9室に牡牛座の金星が入っているだけあって、父親から殴る・蹴るの暴行は受けてないんじゃないの?」 茶羅加「結構いいお父さんみたいですよ。同じように、9室を支配する父親から恩恵を受けているといっても土星と金星では大違いですね。」 羽田「ところで、今彼女の惑星サイクルは金星期だね。その金星はいつからかといえば、4歳から入っている。」 茶羅加「ぴったり!!4歳というと、ビーナス・ウィリアムズにお父さんがテニスを教え始めた頃で、彼女は金星期からちょうどテニスを始めたことになりますね。しかもお父さんの影響が強く出てるわけですね。そして今も金星のダシャー。」 羽田「シドニー・オリンピックは、金星・土星・ラーフ期だね。彼女の金星は今言ったとおり大吉星だけど、土星は5・6室を支配していて、12室から6室にアスペクトしている。12室の土星は一見悪そうに見えるけど、6室にアスペクトするからから勝負には良い配置だね。しかも、トリコーナの支配星でもあるわけだけど、これが9室の強力な金星にアスペクトしている。つまり、アンタラ・ダシャーの土星がマハー・ダシャーの金星に関連しているわけだ。」 茶羅加「マハー・ダシャーとアンタラ・ダシャーの支配星が互いに関連しあうと作用が大きくなるんでしたね。」 羽田「そうだよ。よし、今回のリーディングはこの辺でおわりにしようか。」 茶羅加「はい。」
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