桃井 「前回は、第５室は第１０室から数えて８番目のハウスなので、第１０室のテーマに関してはドシュタナ・ハウス的になるという所で終わっていますけど、続きはどこから始まるんでしょうか？」
岩田 「前回はホリエモンのホロスコープを取り上げたけど、ホリエモンのホロスコープは典型的なグル・チャンダーラ・ヨーガが形成されているので、それについて少し話してみたい。」
岩田 「これまで色々なホロスコープを鑑定して来て感じるのは、木星は生来的に強い吉星であるにもかかわらず、宗教的＆倫理的に正しい道に引き戻す必要がある時には、不幸や苦しみという形で、その人の人生に干渉してくることもあるんだ。
ホリエモンは、射手座木星によるハンサ・ヨーガという高貴な惑星配置を自分のホロスコープに持っているにもかかわらず、自分の経済的成功に舞い上がって『お金で買えないものはない』などど物議をかもす発言とか色々な社会良識に逆らう言行が多かったから、ハンサ・ヨーガの強い木星が黙っていられなかったんじゃないかな（微笑）。」