![]() 簡易レファレンス![]() インド占星術ホロスコープ●南インド方式ホロスコープ![]() 南インド方式で知られている左のチャートは、元々は南西インドのケララ州で使用されてきました。魚座がホロスコープの左上にくるように星座の位置が固定されているため、いちいち星座名をホロスコープに記入する必要がありません。 ラグナ(アセンダント)がどの星座にあるかによって、それぞれのハウスの位置が変化することになります。ラグナがある星座を第1室とし、時計周りに2、3、4、…、12の順番でハウスがわりふられますが、通常はラグナの位置だけを記入して、あとのハウス番号は記入しません。 下に述べる北インド方式に比べて、星座が固定されているので、どの惑星がどの星座に在住しているかがわかりやすいといえます。しかし、ラグナの位置によって、他のすべてのハウス位置も変化するので、どの惑星がどのハウスに在住しているかを見るには若干の慣れが必要です。 ラグナをずらしてもチャート全体を大きく書き換える必要がなく、ラグナの位置だけを書き直せば良いので、出生時刻の修正(Rectification)には向いています。また、チャンドラ(月)・ラグナやその他のラグナを使用したり、チャラ・ダシャーやカーラチャクラ・ダシャーのような星座サイクルを使用するときも便利です。 ![]() ●南インド方式ホロスコープ![]() ラグナの場所が、ホロスコープの中央一番上の位置にくるように固定されています。つまり、すべてのハウス位置は固定されていることになります。そして、ハウスの順番は反時計周りです。 ハウスの位置が固定されているので、どの惑星がどのハウスに在住しているかがわかりやくなっています。ただし、どの星座にラグナが入るかによってすべての星座位置が変化するので、どの惑星がどの星座に在住しているかを見るには、南インド方式以上に慣れを必要とします。 通常はラグナの星座番号(牡羊座なら1、牡牛座なら2、双子座なら3、…、魚座なら12)を中央の一番上の位置に記入し、それ以外のハウスには星座番号や星座記号は記入しないことが多いようです。ラグナの星座番号を記入することにより、おのずとラグナ以外の星座がどのハウスにくるかが決まるからです。しかし、慣れないうちは、それぞれのハウスに星座番号か星座記号を記入したほうがわかりやすいでしょう。 ![]() |
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