おすすめ書籍
占星術
「ヴェーダ星学教本」 春日秀護 星雲社(発行 教育メディア) amazon詳細ページ
「インド占星学」 春日秀護 魔女の家BООKS amazon詳細ページ
◇コメント◇
日本に初めて本格的なインド占星術を紹介した春日秀護氏の著作。「ヴェーダ星学教本」の初版発行が1995年です。日本に本格的なアラビア占星術を紹介した本が出るまで、最も新しく紹介された占星術という、インド占星術の立場は変わらないかもしれませんね。西洋占星術の熱心な読者を対象に書かれているため、高度な技法も紹介されており、現在でもインド占星術に関する重要な著作という地位は変わりません。
「インド占星術の秘法(上下巻)」 amazon詳細ページ
M.RAMAKRISHNA BHAT 草輝出版(発行 テレシスネットワーク)
◇コメント◇
北インド式のハウス・システムを採用しているので、東西占星術研究所とは異なるハウス・システムのインド占星術入門書です。しかし、インド占星術の技法がかなり大量に紹介されているので、自分の気に入ったインドの占星術の技法を拾うには最適の、羽田先生もお気に入りだった、お薦めの一冊。
「ラオ先生のやさしいインド占星術−入門編−」 amazon詳細ページ
K.ナラヤン.ラオ 星雲社(発行 ストーク)
◇コメント◇
東西占星術研究所と同じ、南インド式の「星座=ハウス」のハウス・システムを採用しているので、お薦めのインド占星術入門書。実例として掲載されているホロスコープのリーディングは、ラオ氏の天才性を感じさせる大変高度なものですが、根拠となる占星技法の解説がほとんどありません。どこまでラオ氏の天才的リーディングについていけるかで、自分の実力を判定できるという、裏の楽しみ方もある一冊です。
「−ヴェーダの叡智−聖母アマチの教え」 amazon詳細ページ
西田みどり 星雲社(発行 知玄舎)
◇コメント◇
ヒンドゥー教では、ジョーティシャ(光の科学=インド占星術)を、ヒンドゥー教の聖典であるヴェーダを学び理解するための補助学問として位置付けています。インド占星術が、実際にインド宗教でどのように使われているのかを紹介した本としては、最良の一冊といえます。また、インド占星術とカルマの法則に関しても、興味深い実例が多く語られており、真の開運術を知るための貴重なヒントが得られる本にもなっています。
「中国運命学入門」 池田光 春秋社 amazon詳細ページ
◇コメント◇
池田氏は中国運命学の透派に属し、東洋五術運命協会では三原朱峰の名で運命学の講師をしています。この本はインド占星術や西洋占星術をやっている人が、紫薇斗数・四柱・奇門遁甲など、中国運命学の世界がどんなものか知るためには、最適の本と言えるでしょう。中国運命学の、カルマの法則に対する考え方を知る上でも、貴重な一冊です。
「占星学教本」 流智明 JICC出版局 amazon詳細ページ
◇コメント◇
この本は、1982年に初版が出ているのですが、現在でも最良の西洋占星術の入門書としての価値を失っていません。ホロスコープの作成から、比較的高度なホロスコープ・リーディングまでを、220ページの中に整理して伝える技量は、占星術を教える立場として驚くべき才能と感じられます。
「月の魔力」 A.L.リーバー 東京書籍 amazon詳細ページ
◇コメント◇
原題は「The LUnar Effect - Biological Tides and Human Emotions 」で、著者はマイアミ大学で教鞭をとっている精神科医。内容は、月が人間の感情に与える影響についての研究を紹介した、良質の一般向け科学啓蒙書です。本書に収録されている藤原正彦氏の研究報告「出産における月のリズム」は、的確な科学的方法論で書かれており、東西占星術研究所はこの研究報告を、日本語で読める中では、真の科学的評価に耐えうる唯一の研究に近いと高く評価しています。

精神世界&宗教
「あるヨギの自叙伝」 パラマハンサ・ヨガナンダ 森北出版 amazon詳細ページ
◇コメント◇
紹介するまでもない、スチピリチュアル・ワールドの必読書とも言える名著。マハトマ・ガンジー、詩聖タゴール、カトリックの聖女テレーゼ・ノイマンとの交友、アメリカでのヴィヴェーカーナンダとの時を超えた不思議な縁など興味深いエピソードも多い。
「カルマ・ヨーガ −働きのヨーガ−」 amazon詳細ページ
スワミ・ヴィヴエーカーナンダ 日本ヴェーダーンタ協会
◇コメント◇
大聖者ラーマクリシュナ・パラマハンサから、世界救済の使命を託されたスワミ・ヴィヴェーカーナンダが、アメリカ滞在中にニューヨークでおこなった一連の講演を集めた一冊。その中でも「第6章 無執着は、完全な自己滅却である」は、科学知識の言葉と宗教的悟りが分かつことなく統一され、知的で崇高な美しさを湛えている名講演と言えるでしょう。
「(改稿) 虹の階梯 −チベット密教の瞑想修行−」 amazon詳細ページ
中沢新一 ラマ・ケツン・サンポ 中央文庫
◇コメント◇
おそらく現在も絶版状態なので、古本屋を探すか図書館に行くしかないかも。
しかし、まだ未読なら時間をかけて探し回る価値は多いにある。
仏教のみならず、スチピリチュアル・ワールドの必読書とも言える名著。
改稿版が出る前に出版されたハード・カバーの本もあるが、文庫版の方が格段によい。
「ラマナ・マハリシの教え」 ラマナ・マハリシ(山尾三省訳) めるくまーる社 amazon詳細ページ
◇コメント◇
聖地アルナーチャラの沈黙の聖者として有名なラマナ・マハリシは、ラーマクリシュナ・パラマハンサに匹敵する大変美しいホロスコープの持ち主です。この本は弟子や訪問者の質問に応えたラマナ・マハリシの回答を集めたものです。ラマナ・マハリシの生涯を詳細に描いた伝記である『沈黙の聖者 ラマナ・マハリシ−その生涯と教え (出帆新社)』と共に、ラマナ・マハリシを知る貴重な一冊と言えるでしょう。
「智慧の女たち −チベット女性覚者の評伝−」 amazon詳細ページ
ツルティム・アリオーネ 春秋社 
◇コメント◇
チベット密教の枠を超えて、精神世界史・宗教史の中で最大の女性聖者という評価が可能な、マチク・ラプドゥンの最も完成した伝記が収録されている興味深い一冊。
またこの本には、十九世紀に生まれ、二十世紀の中国のチベット侵略が始まる少し前に死んだ、女性ヨーガ修行者アユ・カンドのナムカイ・ノブルによる伝記が収録されており、これも地味ながら繰り返し読んでいくと味わいが深い。
「原典訳 チベット死者の書」 川崎信定訳 ちくま学芸文庫 amazon詳細ページ
◇コメント◇
これも文庫本版が出る前に出版されたハード・カバーの本もあるが、文庫版の方が格段によくなっている。新しく書き下ろされた解説とエヴァンス・ヴェンツに関する短い評伝はとても良い出来で、たいへんお得になった文庫本化といえる。
この本は解説を読んだ後、ターミナル・ケアにも使えて実用性の高い(?)、第二巻の「シパ・バルドゥ」から読み始めるとよい。突然、最初から読み始めると、ギブアップしやすい。
「癒しの時代をひらく」 上田紀行 法蔵館 amazon詳細ページ
◇コメント◇
「癒し」というキー・ワードを創設した著者の、最も充実した著作を集めた珠玉の一冊。
アムウェイやセックスというテーマを扱う著者の視線は鋭く優しい。また世界との関わり方や死生観から尾崎豊と上々颱風を分析した、最後の章も秀逸。
「チベット密教の本 −死と再生を司る秘密の教え−」 学研 amazon詳細ページ
◇コメント◇
色々な精神世界を、写真や図版のビジュアルな資料と、気鋭の研究者による分りやすい解説によって紹介する、学研のブックス・エソテリカのシリーズの一冊。
チベット密教の紹介はもちろん、チベット医学や、シャンバラやアガルタといった聖地伝説まで網羅しており、複雑で多岐にわたるチベット密教の全貌を概観するには、最適の一冊。
「釈迦の本 −永遠の覚者・仏陀の秘められた真実−」 学研 amazon詳細ページ
◇コメント◇
色々な精神世界を、写真や図版のビジュアルな資料と、気鋭の研究者による分りやすい解説によって紹介する、学研のブックス・エソテリカのシリーズの一冊。
約二千五百年前、登場したインドの新興宗教であった仏教の姿を知るには、最適の一冊。
特に「仏伝の研究D 苦と聖諦と無我」は、短いながらアートマン(真我)に関する出色の名解説になっている。
「タイの僧院にて」 青木保 中央文庫 amazon詳細ページ
◇コメント◇
文化人類学者である著者がタイ仏教において出家した、約六ヶ月間の仏教寺院での修行生活を、率直に語った興味深い一冊。厳粛な魂の通過儀礼としての体験を、ありのままに語ったこの本は、文化人類学的な報告には終わらない、深い余韻の残る感銘を与えてくれる。
「ヒンドゥー教の本 −インド神話が語る宇宙的覚醒への道−」 学研 amazon詳細ページ
◇コメント◇
色々な精神世界を、写真や図版のビジュアルな資料と、気鋭の研究者による分りやすい解説によって紹介する、学研のブックス・エソテリカのシリーズの一冊。
ヒンドゥー教の神話から、神々や聖者の人名事典、ヨーガやタントリズム、家庭における年間行事カレンダーまであるのには感動。また第7章の「聖地巡礼ガイド」も、マイナーな聖地まで紹介されており面白い。
「人と思想 44 マザーテレサ」 和田町子 清水書院 amazon詳細ページ
◇コメント◇
この本では、マザー・テレサの少女期から始められ、マザー・テレサに大きな影響を与えているアッシジの聖フランシスコに関しても十分な紹介がされている。その偉大な救済活動によって見失われがちな、イエス・キリストに終生の愛と献身を誓った修道女というマザー・テレサの本質を知るには最良の一冊。
「聖書の旅」 山本七平 文春文庫 amazon詳細ページ
◇コメント◇
通常、日本ではキリスト教という枠を通してしか、イエスと出会うことが出来ません。しかしイエス自体は、キリスト教という枠を超えた個性的な聖者です。この「聖書の旅」の中にある「失われた地 ガリヤラ湖−カナペウム」という章を読むと、これまで知ることの無かったイエスの姿を垣間見ることが出来、ここだけでも読んでみる価値のある一冊です。
「修証義に学ぶ −禅に生きる五章−」 佐藤俊明 現代教養文庫 amazon詳細ページ
◇コメント◇
「修証義」は、道元の浩瀚な著書集から、平明で味わい深い語句を集め、数ページにダイジェストしたもの。最初から日本語で書かれた仏教書としては、最短の仏教書と言っても過言ではない高い精神性を感じさせます。深遠なカルマの法則が平明に説かれており、日本人がヤギャとして日々読誦するには、難解な般若心経よりも効果が高いといえます。
その「修証義」の全文が収録され、その解説も面白く読めるお薦めの一冊。
「食う寝る座る 永平寺修行記」 野々村馨 新潮文庫 amazon詳細ページ
◇コメント◇
出家修行者の厳しい戒律と激しい瞑想修行という、初期仏教の伝統を守り伝える集団が、日本にもあることを教えてくれる貴重な一冊。「タイの僧院にて」が、日本人の知らない南伝仏教の伝統を厳しく守る仏教の根源的姿を教えてくれるのに対して、「永平寺修行記」は禅林の伝統を厳しく守る永平寺の姿を教えてくれるだけでなく、出家修行という世界の感動的な体験記になっています。
「こころの処方箋」 河合隼雄 新潮社 amazon詳細ページ
◇コメント◇
日本ではじめてユング派精神分析家の資格を取得し、京大臨床心理学の教授、多くの著作があり大佛次郎賞・新潮文芸賞も受賞、また日本にカンウセリングを定着させ、数多くのカウンセラーを育成して来たカリスマ的存在。
その数多くの著作の中でも、平明で短い五十五章で構成されて読みやすく、また斬新で深い真実を湛えている名著。
「対象喪失」 小此木啓吾 中公新書 amazon詳細ページ
◇コメント◇
日本ではユング派の河合隼雄と並ぶ、フロイト派精神分析家のカリスマ的存在。「対象喪失」は数多い著作の中でも、心の深みに迫る名著。
伝統医学&身体術理
「気功への道」 津村喬 創元社 amazon詳細ページ
◇コメント◇
1990年に出版された気功の入門書ですが、現在に至るまで最良の本格的気功入門書の地位を保つ名著と言えます。既に気功を学んだり、実践している人でも、気功を語る著者の思想や精神性の確かさに出会うことで、多くの利益が得られるでしょう。
「気の養生法」 amazon詳細ページ
干永昌(う・えいしょう) 春秋社
「気功革命」 amazon詳細ページ
盛鶴延(せい・かくえん) 大田出版(コスモスライブラリーから新装版が出版されました)
◇コメント◇
この2冊は、日本語の気功書を出し、日本で気功教室を開いている中国人気功師の中でも、クオリティの高さを保証出来る2人の本です。「気功への道」を読んで、気功を始めたいと思った人には、お薦めの一冊です。
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