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7−9 スーリヤ・グル・ヨーガ(太陽と木星のヨーガ)
スーリヤ・グル・ヨーガは、ラージャ・ラクシャナー・ヨーガとも呼ばれています。
スーリヤ・グル・ヨーガの条件:
スーリヤ・グル・ヨーガは、太陽と木星がコンジャンクションを形成することによって成立するヨーガです。
スーリヤ・グル・ヨーガの意味:
スーリヤ・グル・ヨーガは、高貴さ、堂々とした威厳、権威などを表します。また、太陽と木星のコンジャンクションには、教師・個人指導の教師(グル)・宗教的な目的の遂行に従事する・支配者からの栄誉・支持者や財に恵まれる・広く高名をはせる・他の人に善いことをする、等の古典的象意があります。
●スーリヤ・グル・ヨーガ実例
オードリー・ヘプバーン

桃井>「オードリー・ヘプバーンが、スーリヤ・グル・ヨーガというのは意外な感じがしますね。」
岩田>「有名人のホロスコープでは、ガージャ・ケーサリィ・ヨーガが同時に形成されていない、純粋なスーリヤ・グル・ヨーガの例は意外なほど少ないんだ。その少ない例の中でも、オードリーのスーリヤ・グル・ヨーガは、木星は友好惑星の星座、太陽は高揚の星座に在住しているから、かなり良質のスーリヤ・グル・ヨーガなんだ。」
桃井>「 スーリヤ・グル・ヨーガは、高貴さや威厳を表すヨーガですけど、オードリーのどこにそれが現れているんですか? 」
岩田>「オードリー・ヘプバーンは、『ローマの休日』のアン王女役でデビューし、この一作で世紀のスター誕生となった。その後も多くのヒット作品があるけど、そのほとんどがトップ・レディに変身していくとか、人間的に成長していく役柄で、オードリーはアン王女のイメージを壊すような役柄を引き受けることは無かったんだ。
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実際、ヒッチコックやヴィスコンティといった超一流の映画監督からの出演依頼を、レイプ・シーンや官能的なベッド・シーンがあるからという理由で断っているから、スーリヤ・グル・ヨーガはオードリー・ヘプバーンの、女優としての活躍の幅を狭め、年齢と共に良い作品が無くなっていくという悲劇を招いたヨーガとも言える。」
桃井>「高貴さと威厳のヨーガも、ハリウッドの映画女優という職業にとってはマイナスになるんですね。」
岩田>「でも、スクリーンの妖精という清楚なイメージを守り通したオードリーは、『ローマの休日』や『マイ・フェア・レディ』といった時代を超えた名作と共に、スクリーンの伝説となって生き続けると思う。
人生に関しては色々な考え方があって、汚れ役や老け役に挑戦して映画女優として大成することだけが、価値ある人生だとは思わない。
だからオードリーのスーリヤ・グル・ヨーガは、女優という職業にとっては障害だったかもしれないけど、スクリーンの伝説に生きる永遠の妖精に至らしめた、高貴なヨーガであることは間違いない事実だと思うよ。」
桃井>「一見すると意外なオードリー・ヘプバーンのスーリヤ・グル・ヨーガも、オードリーの生き方を理解するために必要な、キー・ポイントになっているんですね。」
岩田>「オードリー・ヘプバーンの3室には、職業を表す太陽と幸運をもたらす木星が在住しているので女優としての職業的成功が読み取れる。そして、3室に在住するラーフは、女優としての才能を磨くために必要な厳しいトレーニングに耐える力を与えている。しかし、3室で職業を表す太陽と同室するラーフは、オードリーの女優としての成功が、それまでのハリウッド女優のイメージを打ち破る斬新さを持っていたことも表しているんだろうね。」
桃井>「オードリー・ヘプバーンのアセンダントと月の両方から数えて第2室に在住する金星は、高揚の星座で高揚の度数の27度から3度以内という近さです。しかも、変通星座の最後の3度20分の領域に位置していますから、ヴァルゴッタマの強さも獲得しています。このとても強い金星もオードリーの女優としての成功と関係しているんでしょうね。」
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岩田>「オードリーの金星は、月とアセンダントから見て4・9室を支配するラージャ・ヨーガ・カラカで、しかも高揚とヴァルゴッタマの強さを獲得しているという異常に強い金星だ。
もともと金星は美しさだけではなく芸術全般も表す惑星で、しかも表現や容貌を表す2室に在住しているのだから、たぐいまれな美貌と表現力によって、ハリウッド映画史に伝説として残るような成功を収めたんだろうね。」
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