HOME / 談話室

談 話 室

2005/02/22 (火)

超入門?最新西洋占星術(その1)

桃井 「岩田先生、チャラカさんの談話室投稿が続きますね。コスモバイオロジーのリーディングも面白そうなんだけど、インド占星術と違って正式に学んだことがないから、そーなのかなーという感じが残ります。」

岩田 「桃井君は、最初からインド占星術で占星術の世界に入っているから、西洋占星術の基本的な技法は知ってても、ハーフサムやハーモニクスのような新しい技法は学ぶ機会があまりないかな。」

桃井 「東西占星術研究所のHPには、インド占星術の簡易レファレンスはあっても、西洋占星術の簡易レファレンスはありませんから、東西占星術研究所のHPに来られる方にも、チャラカさんの記事についていけない人がいると思います。」

岩田 「東西占星術研究所で取り扱う西洋占星術技法は、ハーモニクスやハーフサム、それから1日1年法などの各種進行法ということになる。そういった技法は西洋星占いの入門書で取り上げる技法では無いから、そういう人も多いだろうね。

 そのうち西洋占星術の簡易レファレンスを作ることになるだろうけど、とりあえずは談話室の記事を読むための、ハーフサムに関する入門的な話を談話室で始めようか。」

桃井 「はい、お願いします。」

岩田「談話室の記事でリーディングに使っている、45°ダイヤル三重円チャートの占星技法について解説をするとなると、話の流れとしては、

その1 ハーフサム(ハーフサム、ミッドポイント)
その2 ダイヤル・チャート(90°ダイヤル・チャート、45°ダイヤル・チャート)
その3 多重円(2重円、3重円)
その4 各種進行法(1日1年法、ソーラー・アーク・ディレクション)

という感じになると思うよ。」

桃井 「次回からの、具体的な解説を楽しみにしています。」

(この会話は、次回の談話室に続いていきます。)

2005/01/01 (土)

占星術にとっての新年とは

桃井 「岩田先生、新年というのは占星術的にはどう考えるんですか?」

岩田 「インド占星術なら、サイデリアル12星座の魚座で、太陽と月が正確にコンジャンクションした瞬間のホロスコープを、その後1年間の現象を読み取るのに使っている。」

桃井 「2005年1月1日のホロスコープでは、2005年の現象を予測するのに使えないんですか?」

岩田 「一般的には、占星術で2005年1月1日0時00分のホロスコープを、2005年の現象を見るのに使うことは無いけど、2005年の現象を読み取るのに使えないというわけではない。

 日本では、大晦日のTV番組の多くが、1月1日0時00分の瞬間には、今新年が始まりましたというコメントを入れる。だから多くの日本人にとって、1月1日0時00分の瞬間は、2005年という1年間が生まれた瞬間として認識されていると思うんだ。」

桃井 「そうか、2005年1月1日0時00分という時刻は、2005年が生まれた瞬間、つまり2005年という現象の出生時刻になるんですね。」

岩田 「そう、マンディーン・アストロロジーでは、憲法を制定した瞬間のホロスコープから、その国の運命を読み取るんだから、かなりの人が新年の開始した瞬間と認識する、2005年1月1日0時00分のホロスコープからは、2005年の運命を読み取ることも出来るということになる。

 でも、天文学的に特異な瞬間では無いから、2005年1月1日0時00分のホロスコープは、その瞬間にこれから新しい1年が始まったと認識した人以外には、ほとんど作用しない可能性は高いけどね。」

桃井 「そうすると、大晦日のTVを見ていたり、ニュー・イヤー・パーティーで、2005年1月1日0時00分の瞬間に乾杯したり、クラッカーを鳴らしたりする人には、2005年1月1日0時00分のホロスコープは、けっこう作用するんでしょうね。」

岩田 「そうだね。」

桃井 「インド占星術では、魚座で太陽と月がコンジャンクションした瞬間のホロスコープを、その後1年間の予測に使いますけど、西洋占星術ではどんなホロスコープを、1年間の予測に使うんですか?」

岩田 「太陽と月がコンジャンクションした瞬間は、言い方を換えれば新月の瞬間だ。この新月の瞬間というのは、西洋占星術でも新月図という名前で、次の新月までの1ヶ月間の予測に使っている。

 西洋占星術で1年の予測に使うホロスコープは春分図と言って、太陽の運行がホロスコープの春分点の度数に重なった瞬間のホロスコープを使うんだ。

 トロピカル12星座では、春分点の度数を牡羊座の起点として使っている。だから言い方を換えれば、トロピカル12星座の牡羊座に、太陽がイングレス(進入)した瞬間のホロスコープを、その後1年間の予測に使っているということだね。」

桃井 「ここでも、インド占星術では月を重視し、西洋占星術では太陽を重視するんですね。」

岩田 「国家の運命を予測する場合に、太陽に着目するのはインド占星術でも同じだ。それに春分点は、占星術的に重要な天文学的特異点だから、サイデリアル12星座で春分点に太陽がコンジャンクションした瞬間のホロスコープを、インド占星術的にリーディングして、その後1年間の予測に使うのは十分可能だと思う。

 このサイデリアル12星座で作った春分図と、トロピカル12星座で作った春分図を比較してみると、それぞれの特徴が出て来るだろうから、なかなか面白い作業だと思う。」

桃井 「上の図が、それですね。」

岩田 「そう、この二つのホロスコープで、春分の日から1年の日本を予測し、1年後にその予測結果を比較してみるのは、よい勉強になるだろうね。」

a-News 2.32



談話室過去ログへ

 


メニュー
アイコン HOME
アイコン ご案内
アイコン お知らせ
アイコン 談話室(過去ログ)
アイコン 東西占星術ノート
インド占星術アイコン 簡易レファレンス
アイコン 検証 占星術
アイコン 研究日誌
西洋占星術 アイコン 検証 占星術
特別寄稿アイコン インド思想
アイコン 運命学
アイコン 開運術
鑑定案内 アイコン 鑑定案内
講座案内 アイコン インド占星術通信講座
アイコン インド占星術公開講座
アイコン インド占星術個人指導
アイコン インド占星術テキスト
アイコン 受講生の広場
etc. アイコン リンク
アイコン おすすめ書籍
アイコン 誕生日データベース
アイコン サイデリアル・エフェメリス
アイコン サイデリアル星座移動表
アイコン 緯度経度検索サービス
アイコン ホロスコープ・プレゼント


>>談話室過去ログ<<

  2005/02  
  12345
6789101112
13141516171819
2021232526
2728